岡林法律事務所 WEB SITE 17.過払い金の業者別対応 その2
今回は,前回に引き続いて,過払い金がある場合の業者別の対応について,まとめてみます。GE以降について,ご説明します。
下記の各業者に対して(それ以外でも同様ですが)過払い金があるかもしれないという方は,とにかく弁護士に相談することをお勧めします。
GEコンシューマーファイナンス
旧レイク,コーエーなどです。
受任通知発送後,2週間程度で取引履歴を開示してきます。取引履歴については,平成5年頃以降のものしか出てきません。
過払い金返還請求訴訟においては,代理人が付くことが多いです。全履歴が開示されている場合には,それを下に和解が成立することが多いです。
取引の開始時期が十分に古い(例えば昭和62年とか)場合には,平成5年時点の残高を0円として計算して(冒頭0スタート),和解が成立することが多いです。
取引の開始時期が十分に古くない場合(例えば平成3年とか)には,GEの代理人が推定計算をして,それを下に,和解が成立することが多いです。
CFJ
旧アイク,ディック,ユニマットなどです。
受任通知発送後,2週間程度で取引履歴を開示してきます。原則として,全履歴開示ですが,ユニマット系については,一部開示に留まる場合があります。
過払い金返還請求訴訟において,代理人はほとんど付きません。代わりに,名目的支配人が出頭します。その名目的支配人との間で,第2回期日までに和解が成立することが多いです。
和解が成立しない場合,支配人性を争う必要があります。
シンキ
受任通知発送後,2週間程度で全取引履歴を開示してきます。
過払い金返還請求訴訟において,代理人はほとんど付きません。第2回期日までに和解が成立することが多いですが,シンキはゴネる場合もあります。
武富士
受任通知発送後,10日間程度で全取引履歴を開示してきます。
過払い金返還請求訴訟において,代理人はほとんど付きません。第2回期日までに和解が成立することが多いです。
プロミス
受任通知発送後,10日間程度で全取引履歴を開示してきます。
過払い金返還請求訴訟において,代理人はほとんど付きません。第2回期日までに和解が成立することが多いです。
丸井
受任通知発送後,2週間程度で取引履歴を開示してきます。取引履歴については,平成7年頃以降のものしか出てきません。
平成7年以降に取引が始まり,全履歴が開示されている場合,訴訟前に和解が成立することが多いです。
訴訟になると,代理人が付いてきます。平成7年以前のものについては,債務者が丸井に支払った証拠ないし資料を提出すると,丸井の代理人が推定計算をして,それを下に,和解が成立することが多いです。
資料がない場合には,平成7年以降の履歴を下に計算するしかありません。
UFJニコス
旧日本信販などです。
受任通知発送後,2週間程度で取引履歴を開示してきます。取引履歴については,平成7年頃以降のものしか出てきません。
過払い金返還請求訴訟においては,代理人が付くことが多いです。全履歴が開示されている場合には,それを下に和解が成立することが多いです。
取引の開始時期が十分に古い(例えば昭和63年とか)場合には,平成7年時点の残高を0円として計算して(冒頭0スタート),和解が成立することが多いです。
取引の開始時期が十分に古くない(例えば平成5年とか)場合には,ニコスの代理人が推定計算をして,それを下に,和解が成立することが多いです。
ライフ
受任通知発送後,2週間程度で全取引履歴を開示してきます。
過払い金返還請求訴訟において,代理人は原則として付きません。第2回期日までに和解が成立することが多いです。
会社更生法の適用を受けているので,平成12年7月1日時点で過払い金が生じている場合には,この時点での過払い金を0円として,計算する必要があります。
同時点で過払いが生じていない(債務が残っている)場合には,特に問題ありません。
まとめ
以上の通りの債権者各社に対する攻略法は,過払金の回収に慣れた弁護士にとっては常識ですので,何度も言いますが,過払いがあるかもしれないと思ったら,とにかく,弁護士に連絡してみてください。
その一本の電話が,あなたの運命を変えるかもしれません。


